ニートは、ボランティアをしてきた。

　ニートは これまでボランティアをしてきた。自分が はたらないことで、だれかが しごとできるようにチャンスを わけあたえる。

　なんて やさしいの！

　ねえ、きいて。でもね。やさしすぎるのは よくないよ。ちょっとくらいは、欲をだしても いいのよ。だって、そうでしょ？

　だから、もう「ただで」ボランティアするのは、やめちまうんだ。

　ボランティアは、たくさんだ！

　わたしたちは、わたしも あなたもニートです。きょうは しごとに いきました。それでも あなたはニートです。きょうは しごとを さぼったよ。そのとき あなたは すてきなニート！

　こんなに たのしいニート生活が いやだというのなら、あなたは労働のひと。はたらきたい ひと。いいでしょう。そんな人生もありますわ。

　けどね、もう やさしすぎるのは やめちまうのよ。だって、いきているんだ、ともだちなんだ！ 世界を わけあって いきているんだ。太陽は、だれにも平等に ふりそそいでいるのよ！

　だから、ニートは、強制労働社会に請求書を おくりつけます。 しごとを わけてやるから、カネを わけろ！