「ニートのあした」宣言

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ニートはジャズ - 作品集


ニートは、強制労働社会に請求書を おくりつけます。 しごとを わけてやるから、カネを わけろ!

エクスタシーのない占拠なんて。。。ルーだいの友へ


↓すばらしい。
http://kuwata-masumi.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-ea9b.html


野球って、明治維新すら、まだ、みたいな世界でそ? そこで↑はすごい。しかも、「友へ」。革命が成功したら野球を廃止するつもりだったけど、桑田を野球将軍にするためだけにでも革命を成功させるべき、という気がしてきた。


というわけで、桑田を反復してみます。


ルーだいの友へ。
2年ほど前に、mixiで↓を書いたよ。

大学非常勤講師と72人の処女


「大学非常勤講師の実態と声 2007」
http://www.hijokin.org/en2007/6.html#6


[前略]


自分が恵まれていないと感じるかどうかっていうのは、本能的なものではない。なんらかの基準みたいなものがあるはずだ。


で、全部が全部というわけじゃないが、↑のアンケートに答えた人たちは「専任(フルタイム)の大学教員」(我々が普通に「大学教授」としてイメージするような人)と自分を比べて不遇感を抱いている傾向があると思う。


仮にコンビニとか居酒屋で働くフリーターを基準にするんだったら、ここに書いてあるようなことはむしろ普通である。というか「恵まれている」と言った方がいいだろう。


ある回答者も指摘している:


==
...不満点として「賃金が低い」を選びましたが常勤の方と較べての話で世の中一般をみればそれほど低いとは思いません.
==


賃金だけではない。仕事内容も、相当に「ラク」な部類に入ると思う。たとえばここには語学の非常勤講師にテキストを選定する裁量がない場合があることについての愚痴があるが、世の中には四六時中あれこれと命令され続ける仕事だってあるのだ。


さて僕も、大学教授みたいな地位が得られるなら当然欲しい。六本木ヒルズのIT社長にもなってみたい。その目標に向けて、地道にロト6も買い続けている。


しかしそういう「夢」というのは、正義とも公正とも全く別の話である。


こんなジョークがある:


==
テロリストたちが何にこんなにも高いモチベーションを与えられているかということについては、みんな聞いたことがあるよね。天国には72人の処女が待っていると聞かされてるからっていう話だ。そういうテロリストにとっては、それはとても楽しみなことだろう。


(間)


そこにいる処女たちにとっては、天国ってのは思ってたようなところとはちょっと違うんじゃないだろうか? 俺が子どもで、こんなことを言われたらいやだな。


「良い女の子になりなさい。いつもブルカをかぶり、いつもベールを身に着けなきゃいけないぞ。学校には行かせない。就職はさせない。読み書きは学ばせない。投票はさせない。車は運転させない。歌うのも、踊るのも、ゲームをするのも、音楽を聴くのもダメだ。お前は完全な屈従と禁欲の一生をおくるのだ。そして死を迎えたら、天国に行くだろう——(間)そこでお前はテロリストのための性奴隷となるんだ」

==


大学教授のような特権階級を「基準」にするのは、これと同じようにグロテスクだと思う。だってそりゃあ特権階級は快適かもしんないけど、それはそうじゃない人々があってはじめて可能になるものなんだから。


このアンケートの「うらみ・つらみ・愚痴」を見て、自民党のエライ人が「そうか、今までまるでフリーターみたいに扱って悪かった。よし、みんな教授待遇にしてやるぞ」って言ってくれるかどうかはわからない。しかし仮にそんな「天国」が実現したら、そこには「72人の処女」がいるんだろうか?


そこで話は、どうしても革命ということにならざるを得ない。


以上です。


p.s.
↑はルーだいの友、一般部門への手紙です。より限定して、ルーだい生の諸君へ。それだけ英語が書ければ、語学教育なんてもういらないじゃん。っていうか、この運動に関わることを通して、語学力が飛躍的に成長してるでしょ? もし外国語を習得することが目的なら、起きていることはすべて正しいよ。授業時間が半分になってなにか困った? それに被害者意識をもつとしたら、授業時間が倍になってもいいことない。最後にお願い。ルーだいを受けて、落ちた人の気持ちを想像してみて。当局を悪者にすることはかんたん。じっさいに悪いから。文科省も悪い。経団連も悪い。かんたんなことができるとしたら、それだけでもすらばらしい。それを前提として、すこしハードルを上げてみよう。