キューバ負けてて、ほんとによかった
もし勝ってたら、勝ったから正しいという勘違いが まんえんしかねなかったと思う。あのタイミングでバントは、ぜったいに許されない。生きるためのバントであれば、もちろんありだ。けども、あれはどうみても ヒネリなし純度100%の犠牲バントである。その試合で日本が勝ったか負けたということに関係なく間違っていた。
どんなに正しい正義のためであろうと、犠牲は不正義だ。権力者が犠牲を命じるのはなおさらだ。カストロは間違っていることを間違っていると言った。カストロが何をしてきたのであろうと、その指摘は正しい。
正義は勝つ。最後には勝つ。しかしその過程において勝つか負けるかということについては無関心であるべきだ。それが正義だ。そのことについて確認するために、見るからに正しい正義は、ときどき負けるべきだ。