こどもの あしたは、おとなじゃない！

　わたしも年を とりました。それでも わたしは こどもです。

　はむかう。さからう。ふざけちゃう。やっぱり わたしは こどもです。

　ニートのあしたに、しごとはない。
　こどものあしたに…。

　学校はない。

　いったいぜんたい。学校が戦争で、しごとが戦争だとしたら、こどもは どうすれば いいんだ。

　学校は戦場じゃないって？ うそつけ！ うそつけ！ うそつけ！

　たくさんの なみだを みてきた。

　絶望。自殺。

　絶望は まだいい。なんで絶望のあとに希望が みえてこないんだ。絶望のむこうに、どうして希望がないんだ。

　そういう学校なんだよ。それが学校なんだよ。

　ラッキー。ラッキーだよ。学校が戦争じゃないって いえちゃうのはさ。そういう あんたは、ラッキーだよ。

　学校は階段。戦争への階段。戦争することに、なれっこになっていく。戦争が あたりまえになる。戦争に なれていく。

　その なれきったやつが、「学校に いけ」とか ぬかすんだ。

　「将来のために学校に いけ」とか ぬかすんだ。

　戦争のあとに未来があるか。

　もちろん、戦争のあとに未来を つくっていかないといけないよ。けど、戦争のあとには 死体が ごろごろしているだけなんだったら、学校に いけっていうのは、戦争に いけっていうのは、いったい どういうことなんだ！

　こども。こどもってなんだ？ こどもあつかいするなって？ あんたら「こどもじゃない」どうしで、なにを いってやがる。

　こどもは ドレイじゃない！ こどもは道具じゃない！ ドレイにするための名前が「こども」なら、こどもなんて名前はいらない。

　ドレイ予備軍には ならないぞ。

　学校は、ドレイになる じゅんびを するところ。だから こわいんだ。

　おとなって、だれだよ？ わたしらを こどもって よびつけて、おとなってのは、なにがしたいんだ？

　勉強。べんきょう。べんきょう。くらべられて、いそがされて、「もっともっと」って うるさく いわれる。

　あっそう。おとなは、こどもを ドレイあつかいしてるんでしょ。

　あっそう。おとなは、こどもを こどもあつかいするんでしょ。

　こどもが学校を ぶっこわすとき、未来が みえてくるはずさ。こどもが学校を こわすとき、こどものあしたが みえてくる。

　児童労働は たくさんだ！ 教育も たくさんだ！ イジメも校則も宿題もテストも。ぜんぶまとめて くそくらえ！

　学校を ぶっこわすぞ！ 児童労働も ゆるさないぞ！

　こどものあしたは、おとなじゃない！ こどものあしたは革命だ！。革命するんだ。

　ドレイをするのは、もうたくさんだ！

　こどもは、学校を ゆるさない。

　2009年 5月4日。「こどもの日」を まえにして。