「ありらん 2009」mp3
100ねん さきの みらいから いえばの むかしむかし、あるところに やねごんと あべちんが 「あれも、これも くそむかつんじゃ」などと いいながら、むかついた はらいせに うたを つくっていました。「じえーたいわ いらんのんじゃー」、「てんのー、あっそー、らっぷー」などと、たのしい うたを うたっていました。
ゆめのような せいかつにも、マンネリという かげが さしこみます。
あべちん:「のど いてんじゃー。うたやこ、もう うたわんけーよー。」
やねごん:「なに よんなー。あんたが うたわにゃ、だれが うたうんならー。」
あべちん:「わしゃー、もう やめる。いんきょ するんじゃー。」
やねごん:「いんきょ ゆーたら ニートじゃがー。「いんきょ ゆーたら ニートじゃがー。あはん。」♪」
あべ:「いや、そんな うたは もう ええけ。ちちんぷいぷい。さいなら。」
なぜか やねごんを スリッパで いっぱつ たたいて、さっていく あべちん。
やねごん、こころの さけび。
「わしを すてちまった あんたさんは、10里も いけんことに、あしを わろうして あるけんくなるんじゃけの!」
はなうたまじりの あべちん。
「あるけんでも えーがー。くるまいすが あるがー。」
「あべちんの くそがああああ!!!」と はないきを あらくする やねごん。それでも、わたしはニートです。それでも わたしはギタリスト。しゃらしゃららー。
やねごんは、ありらんのメロデーを かきならす。やさしく。こころから やさしく。
「ありらん」
(http://www.ne.jp/asahi/toppimpararino/poo/music/arirang02.mp3)
みみが とおい あべちんには きこえなかった…。
くやしいので、やねごんは あべちんにメールした。ファイルで おくりつけた。
あべ:「おお。フォークは ええのう。ええかもしらんのう。ジャズよりフォークじゃのう。ニートはフォークかもしらんのう。」
あべちんは、はなうた きぶんで うたを いれた。
「ありらん 2009」
(http://www.geocities.jp/hituzinosanpo/arirang_niito.mp3)
あべちんは、「らでぃらでぃらー」などと いいながら、「いかんといてや。いっしょに いこう。」と うたった。やねごんは「こっちの セリフじゃ くそが!」と。わらった。
は? どんだけ いみ わからん ゆめ?と おもいつつ、さるとらは めを さました。さるとらは「ジャズよりフォーク」という あべちんの ことばに はげしく むかつき、「フォークもジャズじゃろが!」と つぶやいた。
さるとらは、「よし、もーちょい ねるべ!」と ふとんに もぐりこんだ。
…ぷるぷる。ぷるぷる。
でんわです。
こんな でんわが…。
………………………。
こうして、ニートのあしたが はじまった。