「ニートのあした」宣言

プロフィール

ニートはジャズ - 作品集


ニートは、強制労働社会に請求書を おくりつけます。 しごとを わけてやるから、カネを わけろ!

すべて つながっている。

 仕組みとしては単純なはなしです。


 独占がある。差別がある。それだけのことです。



 労働の魅力を 演出するのは なにか。それは独占です。


 希少性という概念がありますね。あれです。イリイチが説明したはなしです。



 いまは非正規労働者。しんどい。だけど、年に一度の採用試験に合格すれば、正社員になれる。正職員になれる。だから、がんばろう。そんな物語を、雇用する側は うそぶくのです。今年は不合格だった。だけど、来年こそは!


 ちょっと まってよ!!!


 同一労働、同一賃金。おなじ仕事してるなら、給料も おなじであるのが当然。


 フリーターという労働形態を 非難する ひともいますが、おかしなはなしです。その職場環境に必要な人材であるならば、労働形態に関係なく、きちんとした給料が しはらわれるべきです。


 独占があるから、競争心が刺激される。そして、足の ひっぱりあいが はじまる。ニートはヒキョウモノだと いいたくなってしまう。



 必要なのは、サクシュを とめること。独占を やめさせること。わかちあうこと。たすけあうこと。



 はたらきたいのに、就職できない ひとがいる。なぜ? 独占があるから。なんで はたらきたいの? それは、独占があるからです。



 ねえ。かんがえてみて。「空気を すいたい!」「空気を すわせろ!」 そんなデモがあるかしら。環境問題が深刻になったら、ありえるかもしれない。けど、たとえば いまの日本で「空気を すいたい!」という要求は うまれないのです。なぜって、だれもが空気を すっているのですから。
 ええ。そうですね。「尊厳死」などといって、人工呼吸器のスイッチを きりたくて しかたのない勢力がいたりもしますね。それを わすれるつもりはありません。
 けどともかく、空気は独占されてはいませんよ。空気に お金はいらないのです。


 独占がなければ、空気の魅力などという物語は うまれません。労働において、サクシュや独占の現実がなければ、労働を 美化する物語は ありえないのです。


 必要なのは、サクシュを とめること。独占を やめさせること。わかちあうこと。たすけあうこと。


 おけ?