千葉県知事選で思い出したこと
森田健作は わるい。けど、堂本暁子も じゅうぶんにわるかった。ていどにちがいがあるとおもうかもしれないけど、そんなこと言ったら原爆のわるさと焼夷弾のわるさにもちがいはあるだろう。いまさら おおさわぎするようなことじゃない。これは、石原慎太郎と青島幸男についてと おなじです。
そのこととはべつに、おもいだしたことがあります。
堂本暁子は、かつてTBSの記者でした。
記者だったころ、稲村博の入院治療を受けた少女を取材したそうです。
その子が、いのちからがら退院して、シャバの書店をまわってやったことことがあって、それは、たなにある稲村博の本を めだたないばしょにそっとうつす、ということでした。
そのことについて堂本暁子は あるところで かたりました。
ぼくは そこにいませんでしたが、記録を読んだことを おぼえています。
さっきそれをさがしましたが、すぐには出てきませんでした。
だからあてにはなりません。
ともかく、堂本暁子の悪行をふまえてなお、このことを知ることが、あるいは想像することができたという一事をもってして、堂本暁子を肯定します。
さて おそらく、その少女がやったことは犯罪だと思います。
そして ぼくは感動しました。
ぼくもおなじことをやるべきだとかくしんしました。
けれども こわかった。
こわくて、できませんでした。
いま、思うのです。
あの少女は、いまどこにいて、なにをしてるんだろうか。もういないのかな。
革命が うまくいったら、彼女の銅像をたてたいです。東京タワーよりも たかいような。
でもそんなのは、いやがられるかな。